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燃えろ龍のごとく!身体を賭した炎の神事、愛知県西尾の「鳥羽の火祭り」

※写真はAichiNowから引用

イベント情報

【期 間】2018/2/11

【期待度】 4.5

【場所】鳥羽神明社(〒444-0704 愛知県西尾市鳥羽西迫89番地)

男達は極寒の海で体を清め、炎がゴーゴーと燃える二本の「すずみ」の中に飛び込み、神聖な神木と一年を模した十二縄を競い合って取り出し御神前に納める。

千二百年間受け継がれてきた神事は簡単には変える事のできない男達の魂が炎によって昇華される神聖な禊の場なんです。

この行事は国の重要無形民俗文化財に指定されおり、愛知県西尾市の神明社で二月の第二日曜日に執り行われています。

本日はこの天下の奇祭と呼ばれた「鳥羽の火祭り」ご紹介したいと思います。

ことの始まり

作物の出来に出来不出来が多かった昔。神明社の西にある宮西川を境に東西に分けて、西側を「福地(ふくじ)」東側を「乾地(かんじ)」に分け、作物の出来を占いました。

そして西と東で「神男(しんおとこ」)と呼ばれる者を1名ずつ選び、燃え盛る「すずみ」の中から神木と十二縄を競い合って取り合った結果を、福地が勝てば豊作、乾地が勝てば不作と決め、起こりうるであろう天災に備えたとゆうのが「鳥羽の火祭り」の始まりです。

すずみの説明

 

祭りの説明の前に「すずみ」ってどんなの?って方が多いと思うので、それの説明をば。

 

「すずみ」は神木を入れる燃える入れ物のようなもの。たくさんの芽を青竹で包み最後に籐づるで締めます。「すずみ」の上部はすすきで飾られ、燃えやすくなっています。

下部は1年を模った十二本の縄で締めます。それらを組み合わせると高さ七メートル、直径三メートルの大すずみが完成する訳です。

祭りの一日

神男は火祭り前の三日間、神社に籠り木浴をして身を清めます。

当日の午後三時から神男を中心に百名近くの奉仕者が、鉢巻き、白足袋、さらしを身に着けお祓いをうけます。

鳥羽海岸で禊をうけたあと、海中に上がって焚火で体温を高めます。その後、隊列は神社に戻り七時半からの神事に備えます。もう一度お祓いを受けご祈祷の後、塩で清められます。

一通り清めの儀式が終わると、火打石で火をおこし「ゆすり棒」に火を点け二本のすずみの上部に点火します。火は一瞬にして燃え広がり、辺りは赤々しく染まり群衆のテンションも最高潮に達します。

奉仕者達は二本のすずみによじ登って、燃え広がるすずみを激しく揺すり、中の神木を取り出そうとします。火の勢いは増す一方で奉仕者達は炎と火の粉を被りながらも尚一層強く揺すります。

奉仕者達は下に落下したり火傷を負いながらもあきらめる事を知りません。

火は徐々に中心に移り、籐づるや青竹も元の形を失っていきます。バラバラになった燃えるすずみの中に腕を入れ、男達は神木を取り出します。

炎の中から取り出された神木と十二縄を神前に納める時には、完全にすずみは元の形を失っています。

祭りは「すずみ」の燃え具合によって一年の天候や豊凶を占うもので、煙が多ければ、その年は雨が多く、竹のはぜる音が激しければ雷が多いといわれています。

また「福地」が勝てば豊作といわれています。

燃え残りの竹で箸を作れば、歯の病にかからず、養蚕に用いれば豊作になるとゆう古い言い伝えがあります。

まとめ

禊によって清められた身体は燃え広がる炎で昇華され、神木を納める事により男達の魂は落ち着きを取り戻す。

千三百年続く神事は天候を占うものであり、鳥羽の男達の身体を賭した「天」への願いでもあった訳です。

この興奮は現代でも変わらずに見ることができます。
皆様も二月の第二日曜日には、西尾の神明社を訪れてみてはいかがですか?

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